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本サイト「クリスタルクリア」のブログ。 http://kinsenka.chitosedori.com/
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「纏流子」の流子っていうのは周囲に流されやすいってことだろ、なんてコメントを見てお前ちょっと流子の名前の由来調べてこいばかやろうと思った昨日。
 ネットの海で流子への辛辣なことばを見るたびに「いや、これはこの界隈によくあるツンデレなのである」と思うようにはしているんだけれど、テイルズジアビスのルークに対して抱いていたもやもやと同じものを感じます…。
 
 あー流子を幸せにしたい!!もっとキルラキル増えろ!!

 そして私は原稿に…行ってきます…

 

 モンゴリアンに迷ってます。行く行く詐欺になるかもしれないから自重です…
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鮮血視点。
自覚前なので「+」にしました。


キルラキル19話まで見ての妄想です。
吐き出さないと窒息死しそうになったので吐き出し吐き出し。

以下、非常に個人的な吐露となりますのでご注意ください。




「食べる」という動作は基本的にエロティックなものだと熊吉は認識している。

いつからそんなことを考えたかなんて覚えがない――何の影響かなんてことも記憶にない。祖父か父か兄か。
(まあ、だれでもいいか)
だれであったとてどうでもいいことだ。幼いころの家庭環境の影響ではなく、仮に遺伝だとしたところで、事実として我が家の男系の血統に関してはこと女性に対する感覚についてブレがないのだから大した問題ではない。
一般に、変態という意味で。

ぐるりと思考が一巡したところで、熊吉は意識を目の前の女性に戻した。
無心に熊吉が作ったパフェを食べているのは幼馴染兼恋人の宇佐見兎美だ。
同じ出版社に勤めているとはいえ、人事部の兎美がきっかり週休2日なのに対し、営業部の熊吉の休みはフェアがああだイベントがこうだ受賞がなんだと不定期で、なかなか重なることがない。
今回は、偶々二人の休みが土曜日に重なることが判明したため、昨晩から兎美が熊吉の部屋に泊まりにきていたのだった。
ふたり昼過ぎにゆったり起きて、兎美がシャワーを浴びている間に熊吉が作ったパンケーキを食べ、雑誌を読んだりネットで調べものをしたり何ともなしにゴロゴロしていたところ、彼の姫からリクエストが飛び出したわけだ。

曰く、「パフェが食べたい」と。

時間としてもちょうど3時前。
熊吉は所謂、世間一般で言うところのパフェを想像し、今家にあるものを思い浮かべたところで、作成に取り掛かった。

器は、100均でいつ買ったかもわからない縦に長いワイングラスだ。
大きく盛ったところで、きっとカロリーやらなにやらを気にしてぜんぶ食べるには葛藤が生じるだろうから丁度良い程度だと割り切る。
変わらずクッションに埋もれてソファの上でこちらを観察する彼女をそのままに、熊吉が作ったのはコーンフレークにチョコとバニラのアイスを小さく盛りつけ、ポッキーを数本とウェハースを刺して適当に砕いたナッツを散らせて完成だ。
アイスは昨日二人で食べようと買ってきたものだし、ポッキーやウェハースはただのおやつだ。ナッツに至ってはただのつまみである。
飾り付けに余った分は、彼女が帰ったあとにでも食べようとラップを掛けてとりあえずぜんぶ冷蔵庫に放り込んだ。彼女が口にしないものの扱いなんて腐らなければまあどうでもいい。
差し出したグラスを見た兎美の瞳は珍しく、怖い意味ではなくきらめいていたからまあ正解だったのだろう。

はくはくと食べる兎美は贔屓目にしても可愛い。

溶けたアイスを口に運ぶそのさまをじっと見ていると、ようやく体育座りでパフェを食べていた兎美が熊吉を見た。
「何よ」
せっかく可愛い顔をして食べていたのに、眉根を寄せて聞いてくるのを無視し、熊吉は感想を強請った。
「美味しい?」
「…美味しい」
どこか悔しそうな顔をする兎美に苦笑する。
「取り合わせは悪くなかったみたいだね。まあ、既製品組み合わせただけだし」
コーンフレーク、アイス、チョコレート菓子、スナック(ただし、つまみを含む。)。
これではずれたら、完全に食べ合わせの問題だろう。
「チョコレート、好きでしょ」
「うん。ねえ」
「何?」
「なんでこういうのさっと作れるの」
パンケーキとか。ついでに紅茶も。ティーバッグじゃない、茶葉の。
「趣味かな」
ソファに座る彼女を、その下のラグに座り見上げながら答える。
「…趣味?」
「うん。最初は、まあ、ね、ホラ、女の子に、お菓子を食べさせたいという欲求が元だったんだけど…」
瞬間、兎美が半目になった。
「ごめんなさい。手作りお菓子にいろいろ混入して食べさせたかったんですホワイトチョコレートとかいいよね!とか思ってた時期がありました本当にごめんなさい!」
身体を起こして兎美に告げるが、既に彼女の視線はパフェに注がれている。
「してない!それには何もしてないから!やりようがないでしょはちみつすらかけてないのに!」
そもそも熊吉がいくらお菓子作りの腕を磨いたところでだれも食べてはくれなかったのだ。味ではない。
信用の問題である。

「今は、兎美ちゃんのためにしか作らないよ」
「…お菓子を?」
「お菓子でも、なんでも」

ニコリと笑うと、兎美は半目を伏せて最後のコーンフレークに取り掛かり始めた。
溶けたアイスがフレークに沁みて、ほんのりやわらかくなっている。
パリ、と目の前の彼女が咀嚼する音だけが、土曜日の昼間のあたたかい部屋に響いていることに、熊吉はなんだかたまらない気持ちになった。
「兎美ちゃん、ぼくの料理好き?」
「美味しいわ。ムカつくけど」
「ならよかった。ねえ兎美ちゃん」
「何」
「ぼくと家族になってくれない。ずっと、きみと一緒にごはんが食べたい」
最後のひとくちを口に運んだあと、スプーンをグラスに挿し、兎美の動きが完全に停止した。
「兎美ちゃん?」
「あんた間違えてない?」
確かに今、兎美と熊吉は付き合っている。
そうであってなお、猫見鈴が熊吉の女神であることを、兎美は知っている。もう、10年以上もずっとそうであることを、兎美は知っているのだ。
「間違えてない」
「だってあんたそれ、」
そうしてしまえば、もう間違っても彼女と結ばれることはない。
仮にいつか離婚したとて、鈴は一度親友と結婚した男を伴侶に選ぶことはないだろう。
彼女の配慮は、でも熊吉には逃げにしか思えなかった。
だから、塞ぐ。とっておきで蓋をする。
普段自分がよく使う言葉で否定する。
「女神様と、結婚はできないよ」
言った瞬間熊吉を見た兎美の顔は羞恥からか真っ赤に染まり、困ったように熊吉を見ていた。
身代わりだとか、そういう発想に飛ばれるケースも想定していたが、そこまではいかなかったらしいと内心息をつく。
「けっこん」
「そうだよ、結婚。もっと言えば、兎美ちゃんに、ぼくのごはん、ずっと食べてほしいなあ」

ぼくがつくったものが兎美ちゃんのからだをつくるんだよ。すてきでしょ。

「人間の細胞って、だいたい数年で入れ替わるんだって、ぜんぶ。だから、結婚10周年くらいになれば、もう兎美ちゃんはぜんぶぼくのだね」
「…それ、なんか、語弊が」
「兎美ちゃん、いいって言ってよ」
感想を強請るように、熊吉はまた兎美に強請る。
グラスをそっと彼女の手から外して見もしないままサイドテーブルへ置く。
空いた両手を、自分の両手でそっと包んだ。
「言って」






数分して、熊吉の両手に自分の顔を寄せた兎美を見て、熊吉はうっそりと微笑んだ。



いただきます、兎美ちゃん。




::::::::

リハビリ。
おとなになってから恋人になったけど、普段忙しいのとゆったり過ごすのがハマりすぎて清いお付き合いをして1年くらいとか。
表向きネコ美ちゃんを追いかけてるけど実はウサ美ちゃんにベタ惚れの熊吉が書きたかったんだけどおやおやおやぁ…??
ほんのり浮上して参りました。咲です。

現在、可愛い愛機(※PC。付き合いは8年目に突入中)が不調で、いつ果てるか分からない状況のため、バックアップ取り等にわたわたしているところです。
私事ですが、6月頭に引っ越したこともあって、周りが雑然と…
ようやくお絵かきできるくらいの状況にはなりましたが。

なお、8月のヒヨンリにはサークル参加希望なのは変わっていません。
うおおお原稿。。。
今回は表紙どうしようかなあと悩み中です。
前回カラーをやってある意味満足してしまったもので。

↓ 最近、進撃の超大型さんにドはまりして、支部にぽちぽち作品を上げています。
http://www.pixiv.net/member.php?id=1324939
※全てベルユミです。(NLしかありません)
(バナーの貼り方がよくわからないコレ普通にDLしてリンク貼るべきものなのかしらん)

よろしければ、生存確認代わりにどうぞ。
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